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覚えると便利!更級日記ってどんな話?

こんにちは。塾講師めるです。
今回は「『更級日記』ってどんな話?」という質問に答えていきます!


1)更級日記とは?


まずは,文学史の知識として更級日記の概要をおさえましょう。


更級日記とは,菅原孝標女(すがわらたかすえのむすめ)によって書かれた回想録です。
平安時代中期に書かれ,この時代の女流作家の日記文学の代表作の一つに数えられています。

ちなみに,作者である菅原孝標女は「天神様」として有名な学者・菅原道真の子孫で,
彼女の伯母には『蜻蛉日記』の作者・藤原道綱母がいます。文学一家だったんですね。

 
2)更級日記のあらすじは?


では,更級日記のあらすじを見ていきましょう。
基本的には作者・菅原孝標女の少女時代からの生涯が綴られています。


作者の父・菅原孝標は赴任先の上総国(現在の千葉県)での任期を終え,
一家で京の都へと引き上げることになりました。

作者はおとぎ話が大好きな夢見がちの文学少女で,
京に行けば『源氏物語』がたくさん読める!と大はしゃぎします。
(田舎の上総国では,源氏物語は断片的にしか読めませんでした)

京で念願の『源氏物語』を読みふけり,宮廷生活への憧れを抱く作者ですが,
実生活では姉や乳母が亡くなったり,母が出家したりと,厳しい現実が待ち受けています。


父の菅原孝標が亡くなると,作者は憧れの宮仕えを経験します。
しかし,実際の宮廷生活は華やかなだけの世界ではなく,長続きはしませんでした。

その後,作者は橘俊通と結婚し,子供が生まれます。
『更級日記』の名は,作者の夫の赴任先が信濃国更科(更級)だったことに由来しています。


やがて年月が経ち,子供たちも独立した頃,
夫と死別した作者は孤独の中で仏教へと救いを見出していくのでした。


3)まとめ


いかがでしたか?今回のポイントは以下の通りです。


更級日記菅原孝標女によって平安時代中期に書かれた日記文学
     →作者の少女時代から宮仕え,結婚・出産,仏教への傾倒までを描いた


『源氏物語』や『枕草子』と比べると内容を忘れがちな『更級日記』ですが,
夢見がちでちょっとドジっ子な文学少女が現実と向き合いながら大人になっていく…という,
実は現在の私たちにとっても親しみがわきやすい内容の作品なんです。
こうした内容を掴んでおくと,作品名や作者名をただ暗記するよりもグッと覚えやすくなります!

 

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