戦後”最大”の入試制度改革が始まっている
結論からいうと2020年に大学入試制度が劇的に変わります。
いままでの大学入試は受験科目を勉強・暗記して、赤本を使って過去問対策をするすればいいような内容でした。
しかし、これからは思考力を問う論述型の問題や日頃から社会問題に目を向けていないと解けない問題が増えたり、学力試験以外による入学者の割合が増えたりすると言われています。
評価基準が技術・知識だけではなく、
☆思考力・判断力・表現力
☆主体性・多様性・共同性
上の2つも重要視されるような入試制度にもうすでに変わろうとしています。
そのため、受験に向けた短期的な勉強や小手先のテクニックでは太刀打ちできなくなり、いかに日頃から訓練・思考しているかが今まで以上に重要となります。
現代の社会成長が背景にある
「なんで、わざわざ大掛かりに入試制度を変えるの?」
それは様々な要因がありますが、大まかに説明すると現代の社会成長が背景にあります。
テクノロージーの発達によりって人がやっていた仕事がロボットがやってくれるようになり、今の子供たちの多くは今存在していない職業につくと言われています。
実際に、ユーチューバー・ドローン操縦士など、この数年だけでもいくつもの職業が生まれています。
このような予測不可能な社会で生き抜くためには自分の「軸」をしっかりと持って、考えて行動できる力が必要になると国は考え、「学力の三要素」を身につけることが重要視されるようになりました。
「大企業に入れば安泰」は過去の話
このような社会・評価基準になれば、某有名大学に入学したらこのまま大企業にも入れて人生安泰…なんて話はもう過去の話。
自分がやりたいと思うものや本当に好きなことを常に探し続け、それを達成するために何をしないといけないのか、どうすればいいのか、考える能力を今のうちにつけることが重要です。
高校生のうちから将来を考える
高校生は、はじめに自分の進路や将来について真剣に考える時期かと思います。
理系に進もうか、文系に進もうか。どんな大学、学部に進もうか。自分は将来なにをしたいのか。それら1つひとつを高校から渡される進路調査表だけで考えるのではなくて、日頃から自分は何について興味があるのか、常にアンテナを貼っておくことが重要です。
最近では高校生のためのキャリア教育を実施している塾・予備校、スクールなどもあるので、そこに行かせてみるのも子どもに考えさせるきっかけになるかもしれません。
余談ですが、Withdom武蔵小杉校でも進路相談(大学受験の有無問わず)を行っています。無理な勧誘は一切行いません。お気軽にお問い合わせください。