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活動レポート 2017/08/29

授業でジェットコースター?高校生が新時代の授業を考える「高校生教育アイデアソン2017」を実施しました!

高校生が、今、そして未来の授業を考える!

実際の現場で教育を受け、そこに疑問を抱いている高校生だからこそ作れる、未来の子供たちのための授業案をプレゼンする。

 

Withdomがアドバイザーとなり高校生アイデアソン2017の決勝が、「未来の先生展」イベントのメインステージで取り行われました。

 

当日は、アドバイザーとして司会進行を代表の新井が務めさせていただき、審査員には、日本ホームスクール支援協会の理事をされている北本貴子さんや、株式会社アクティビスタの代表であり、筑波大学で講師をされている河合克仁さんなどをお迎えし、取り行いました。

(アドバイザー:Withdom 武蔵小杉校 新井光樹)

(審査員:未来の学校 北本貴子さん、内閣府 地域活性化伝道師 河合克仁さん、株式会社ウェイビー 代表取締役 伊藤健太さん、開智学園 有田先生)

 

今回出場していたのは、先日行われた予選会の上位3名。予選会から2ヶ月近く時間があったため、それぞれ更に案を強化し、望んでいました。

 

サイコロで学ぼう!

 

1人目のプレゼンは、高校2年生のティンさん。緊張もありながら、思いを語っていました。

 

「教科を分けること」が固定概念や苦手意識を生み出しており、「大人数での集団行動」が、もともと積極的でない人をさらに他人任せにさせている。

 

「確かに、、、。」

聞きにきていた大人たちも、この学校の基本と言ってもいい所への指摘に、思わず納得させられてしまいます。

私が提案する授業案は、「サイコロ」です!

 

「サイコロ…..🎲

授業案がサイコロとは、何なのでしょうか。

ティンさんのアイデアは、まず、少人数のグループになり、子供達にひとつ手頃なお題を投げかける。そして、それに対する意見をかけるだけ書く。共通項や類似点を見つけながら、意見のまとめをサイコロという形にする、というものでした。

 

サイコロという、小学生にも身近な形にすることで、楽しみながら、ひとつの物事を多角的に捉えることができるようになるのは、とても面白く、取り組みやすいものだなと思いました。

 

そして最後に、ティンさんは将来、国連に関わりたいという夢を語っていました。自身が中国とミャンマーのハーフであり、国籍、育ちなど様々な国の考えを知る立場から、現状を変えたいという気持ちを持ち、夢に結びつけるために行動している姿は、とてもかっこよかったです。

 

 

遊園地で学ぼう!

 

 

プレゼン2人目は、高校3年生の彩花さん。彩花さんは、自分の名前に入っている「彩」という字の話から始まり、オーストラリアでの留学経験で感じた、日本の教育に対する思いを語っていました。

 

日本の教育では、答えを教える。そのことで子供達は、「答えがあるのが普通」さらには「正解=普通」と考えてしまう。「普通」と、「多数派」が同義と思われがちな今、これでは少数派は間違っているとして排除されかねない。

 

確かにそうだなと思いました。これは、分かっているつもりでも、いつのまにかしてしまう考え方だと思います。私たちは小学生の時から、意識せずしてこの考え方が染みついているのかなと思いました。そして彩花さんは、「人が本当に学ぶのは自ら体験することと人に教えることだ。」と続け、

 

では、学校の授業で、みんなでジェットコースターに乗りに行きましょう!!

 

と、楽しそうに話していました。

 

ジェットコースターに乗ることだけでも、いろんな学びができます。理科が得意な人は、ジェットコースターの仕組みを調べ、芸術が得意な人は、感じたことを絵に描き、国語が得意な人は、感じたことを文章にする。そして、みんなの調べたことを発表するばを作れば、体験から様々なものが学べ、それぞれの人の良いところを引き出すことができます!

 

 

生き生きとしたプレゼンに、大人でもやってみたくなるような内容、「教育」という枠にとらわれなくても、学びのタネはどこにでも落ちているんだなと、思い知らされました。

 

 

鍋をつついて学ぼう!

 

最後のプレゼンターは、長野県から来た高校3年生のまきさん。小学校や中学校で経験したトラウマの話がとても印象的で、心に刺さりました。

私は、小学校の時に部活でコーチに「お前は褒めたら調子に乗るから褒めないほうがいい」と、言われました。でも私は、褒めてもらいたいからこそ本気で頑張っていたんです。そんな言われ方をするなんて思ってもいませんでした。

 

他の人にとっては何気ない一言でも、ずっと心に残っているような、許せない思い出は誰しもあると思います。思い出すのが辛く、心の奥底にしまう人が多い中、懸命に話している姿は私の目にカッコよく映りました。

中学に入ってからも、頑張りが裏目に出ることが多かったまきさんですが、「韓国」という国との接する機会があり、ある考えができたと続けます。

私は、小さい頃みた反日行動をする韓国人のニュースの影響で、韓国人はみんな怖い、日本を嫌っていると思っていました。しかし、実際に韓国人の方と関わると、全くそんなことは無かったんです。この体験は、幼い頃のトラウマに繋がりました。私は「偏見」を持たれて苦しんでいたのに、私自身も「偏見」を持ってしまっていたと気づいたんです。

 

そのような経験から、偏見をなくし、良い意味でのトラウマ、「逆トラウマ」を作りたい!と思ったそうです。

 

外国の方を学校に呼んで、一緒に鍋を作りませんか?

 

この案は、まず言語が通じないところで偏見を持たずに協力して鍋を作らなければいけません。作り方も、自分たちで調べます。そうしてできた鍋は、いつもより美味しく、良い思い出になるでしょう。これが、「逆トラウマ」です。

 

学びの空間が、良い思い出になることは、学び続けるきっかけや興味の幅を広げることにも繋がるんじゃないかなと思いました。

 

結果は、、、

 

 

これまで、3つのプレゼンを聞いて、どの方も、思いやアイデアが面白い!

凄すぎて忘れていましたが、大会ということで、順位を決めなければなりません。

 

優勝は、、、、、

 

水野まきさんです!!!!

 

おめでとうございます!私も聞いていて、水野さんが一番、会場の空気を巻き込んでいたなと思いました。

審査員の方の評価も素晴らしいものでした。

 

私が驚いたのはその後です。

 

会場に見に来ていた、教育関係者の色んな方々が3名の元に来て、「よかったよ!これ、やってみようよ!」と声をかけていました。

 

今回、高校生教育アイデアソンに来てみて、勝敗など関係なく、自分の思いを発信することは、思いを実現することに繋がっていくんだなと確信しました。

 

出場者のみなさん、本当にお疲れ様でした!

 

Withdomではこれからも新しい教育の形を作っていきます!!

 

希望に満ちた未来の教育を、作って行きましょう!!!!